【歯学部 勉強】 「本当に勉強した」と胸を張れる1年。合格できたのは、“正しい努力”を知ったから。

浪人したこの1年間は、人生で初めて「本当に勉強した」と言える1年でした。
全滅の悔しさ、そして浪人を決意
現役のときは、正直なところ、勉強した“つもり”になっていただけだったと思います。夜遅くまで机には向かっていましたが、内容は薄くて、ただ問題集をなんとなく解いて、答え合わせして、わかった気になって終わっていました。自分でも「これじゃダメだ」と感じつつ、何をどう変えればいいのかも分からず、気づいたときにはもう受験本番でした。結果は案の定、全滅。どこにも引っかかりませんでした。
根本からやり直すために家庭教師を選んだ理由
悔しくて、情けなくて、でも「もう一度挑戦したい」と思い、浪人を決めました。ただ、やり方は根本から変える必要がある。そう感じて、家庭教師の指導を受けることにしたんです。
「勉強は時間じゃない」――先生の一言で変わった意識
先生と最初に話したとき、「勉強って、時間じゃないよ。やり方と中身が全て」と言われたのが、今でも印象に残っています。そこからの指導は、自分にとって革命的でした。
解き方ではなく、「なぜ解くのか」を学ぶ日々
何を、どの順序で、どれくらいの深さで理解すべきか。なぜその問題が出るのか、何を見抜けば正答にたどり着けるのか…。先生は、ただ問題の解き方を教えるのではなく、「勉強の目的」そのものを教えてくれました。
曖昧さを許さない指導が、自信と実力を育ててくれた
「分かったつもり」を徹底的に排除され、理解が曖昧なまま進むことは許されませんでした。でもそのぶん、一つひとつが本当に身についたという実感がありました。
生活すべてが勉強中心に――苦しさより楽しさを感じた毎日
夏を過ぎたあたりから、自分でも驚くほど勉強に集中できるようになりました。食べる・寝る・風呂以外は全部勉強。生活のすべてが「合格」のために最適化されていった感じです。むしろ、何かを我慢しているという感覚もなくて、やればやるほど成果が返ってくる感覚があったので、楽しかったんです。
偏差値アップとともに見えてきた手応え
そして気がつけば、模試の偏差値もグンと上がっていて、「このままいけば、追いつける、追い越せる」と思えるようになっていました。
合格の瞬間にこみ上げた「努力が報われた」という実感
結果は合格。嬉しさよりも、「やっと報われた」「あの1年間の意味があった」と心の底から思えた瞬間でした。
正しい努力を知ることで、合格への道が見えた
家庭教師と出会って、勉強の本質を教えてもらったことで、“努力が結果につながる道”を見つけることができました。
あのまま独学や我流で浪人していたら、きっとまた同じ失敗をしていたと思います。